3/08/2010

エコロジーとロハス

ecology とは生態学、ということは学問です。

生物と環境はお互いに影響を与え合っています。エコロジー的関心(生 態学関心)は、生物個体の分布や数や、これらがいかに環境に影響され影響するかです。ここでの「環境」とは、気候や地質など非生物的環境と生物的環境を含 んでいて、生物が水や森林へ与える影響や、同じ種類の生物やほかの生物に与える影響などを観察、考察する学問です。

1箇所である動物が増えすぎたため、そこにある植物が激減したり、その増えた動物同士のテリトリーの問題が発生する。その結果、森の環境が変わり、住む生物が変わっていく、などです。

野生のイルカが御蔵島周辺に何頭も棲んでいて、それらのイルカがどのくらいの魚を捕食しているか、とか、一固体が他のイルカに与える影響などの観察、考察です。イルカがどのような生活を送っているか(交尾、出産、子育てや群れの構成など)は行動学といわれるものです。

生態学的にいうと、人間とその活動から自然環境にどんな影響があるか?環境から人はどのような影響を受けるかということですが、研究者以外の人がエコ、という場合は少し違ってきます。
人間が自然と環境に及ぼす影響のうち、良い影響を与えるものを選び率先して行おう!悪い影響を及ぼす行動はやめよう!というものですね。

ここでの「環境」も非生物、生物を問いません。エコカーに乗り、大気汚染や化石燃料の消費を抑えたり温暖化防止のために風力エネルギーを利用することを研究したり、エコな考えはどこにでもあります。

このエコは人間対自然という考えです。悪い影響を及ぼす行動はやめよう!という発想はとても良いですが、全てにおいて行うことは大変難しいです。水が汚れるから、髪の毛を染めるのをやめよう、となったらどうなるでしょう。

それに対して自分の身体や心の健康のことを中心に考える、するとそれは地球にもやさしい(sustainability)生活になります、というのがLOHASです。

一 見、自分勝手に聞こえるかもしれませんが、そうではなく、身体や心を良い状態に保とうと思うと、自然や地球を大事にすることになります。たとば、有機野菜 を食べる、これはその産地の土壌や空気を健全に保たなければいけませんし、おいしいお水を飲みたいなら水源を綺麗にしなければなりません。

髪の毛を染めるのが髪に悪いと分かっていても生活に必要ならOK。

LOHASは個々で考え、自分の身体と心を健全に保つことに努力を惜しまないライフスタイルです。

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